こんにちわ!居酒屋大好きなアラ還音楽評論家、心底笑男です。Senkawosの約3年ぶりのニューアルバム「Fork」が9/7に発売され、慌ただしい日々を送っております。今回のアルバム発売記念連動スペシャルブログ企画は、毎度お馴染みのメンバーへのインタビューではなく趣向を変えて、バンドを下から裏から上から真正面から支えてくれているスタッフ、通称「チームSenkawos」にウルトラ・フォーカスします!
Senkawosの屋台骨、暖かい目で見守るゴッドマザー、時に厳しい意見で己を見つめ直させるカミナリ親父的なポジション。SenkawosはチームSenkawosの献身的な応援があるからこそここまでやってこれたバンドなのです。時に苦しみ、時に泣き笑い続けた末に生まれた最新作「Fork」を手に取ると同時に、優秀なスタッフと共に歩み続けた歴史を知って頂ければこそ、なおさら「Fork」に味わい深いコクが加わる事かと思います。
第二回目のゲストには、元タワーレコード渋谷店で愛のあるポップを書きまくる敏腕店員にして、チームSenkawosの営業部長と言ってもいいでしょう、花田京子さんをお迎えして売り場やファン・リスナー目線からという新しい視点でSenkawosを見ていきましょう。
これは売りたいっ!と思いましたね。
心: 花田さんどーも!何度か現場でお会いしたけど覚えてる?心底笑男です。今回はチームSenkawosへのインタビューという今までにない挑戦なんだけど、取材を快諾してくれて本当にありがとう!
花: 覚えてますよ!私なんかで良ければ是非!キンチョーしちゃいます(笑)。
心: まずそもそもさ、花田さんはどうやってSenkawosと知り合ったの?
花: よく友人とオススメ音楽をレコメンドしあっていたとき親友でもあるレイチェルから教えてもらいましたね!
心: それって「On The Ground」の時かな。まだメンバーとも面識も無かったのに、いきなりドカンと渋谷店に売り場展開してくれたらしいね。
花: YouTube見て、一発でドカンと心鷲掴みされて。ライブそっこー見に行きました。これは売りたいっ!と思いましたね。「On The Ground」の発売当時は私の先輩が気に入ってドカンと展開してくれていたので、本当感謝です!「Across the Universe」から激しく花田もPUSHしまくりました(笑)。
心: あれはSenkawosのメンバーも喜んでたよ!あそこから始まったんだね。
花: そうですね〜!本当そうです。インストアイベントやったり色んなことを私も仕事として一緒に覚えていった時期でしたし。懐かしい。。
心: そうか。インストアでもお世話になったんだね。では花田さんのチームSenkawosの中での役割は?
花: なんだろう?(笑)。マネージメントや営業や宣伝から物販のお手伝いからイベント諸々ですかね?臨機応変に何でも動きます(笑)。
心: なんでも屋さん!総合職だね!普段からプライベートでも遊んだりするの?
花: 全然遊びますよ!飲んだりする事が多いですよね。後は普通に買い物行ったり…(笑)。フェス行ったり遊んだり。
心: え?レイチェルがなんだって?
花: 言ってないよ(笑)!でもレイチェルと私が合わさると絶妙なコンビネーション発揮しますね。遊びも仕事もなんでかバランス取れます。うるさ過ぎる場合も多いにありますが最高な相方ですね(笑)。
心: よくモノマネショーとかやってるよね(笑)。じゃあこれはみんなに聞いてる質問なんだけど、好きな食べ物は?
花: 急に変化球!好きな食べ物かあ…。小さい頃は「蒲焼さん太郎」が好きだったな〜。赤いパッケージのね。今は職場のパティシエが作るガトーショコラが好きです。好きすぎてTRUE LOVEって名付けました。
心: フミヤも絶賛のね。タワーレコード渋谷を退職して、今は何をしてるの?
花: 今はカフェで働きながらイベントやったり、好きな人やモノの色んなお手伝いしてます。将来自分のお店を出せたらいいなと思っていて。音楽と食と自分のカルチャーを発信できるようなお店を出す為に日々吸収&吸収です!そこで自分のレーベルもいつか作りたいですね。
クスッと笑えたり。ポロっと泣けたり。ちょーー難解。でかっこよかったり。
心: SenkawosはJ-popフロアで売り出してたんだよね?でもSenkawosってインストの曲とか、Popとは言えないドロドロの暗い曲もあるじゃない?そういうとこで売り辛さみたいのはあった?
花: 逆にそこがいい。と、私は思っていましたよ。色んな表情を見せてくれると言うか。
心: なるほどね。「On the Ground」の後に「Across the Universe」か。あれもやりたい放題なアルバムだったけど。その後に前作「Seed」だね。こうやって見ると結構音源出してるんだね。どのアルバムが一番が好き?そして好きな曲は?ベスト3で。
花: 難しい質問きましたね〜!アルバムだと、やっぱり「Across the Universe」が思い入れありますね。イントロ聴くだけであの頃思い出しますもん(笑)。
心: 確かにあれは泣けるよね。プラネタリウムでのライブとかを思い出すよ。あの日は吉田くんが飲みすぎてトイレに駆け込んで終電を逃したりしたんだよね。懐かしいなあ。
花: 曲で言うとそうだなぁ〜〜。3位は、「ねじれる視線、交えるふたり」。この曲を聴いてSenkawosを好きになったのもあるので!最近あんまライブとかでは聴かないので久々やってほしいですね!
心: あぁ名曲だね!ポストロック的な爽やかな風が吹き抜ける!またライブで聴きたいね〜。
花: 2位は、「わたし、レタス」。キャベツと間違えたりしてゴメンねって本当思いました(笑)。言葉の使い回しとか絶妙で好きです。
心: 「わたし、レタス」は人気だよね。ちなみに歌詞の中の「シナシナにしないで欲しいーな」の部分はレタスチャーハンの事を歌ってると思ってるんだけど、あれはシナシナとシャキシャキの絶妙なバランスが美味しさの決め手なんだよ。チャーハンを炒めてから、レタス投入は本当に最後にサッと火を通すだけでいいんだよね。だからつまり、、あれ何の話だっけ?
花: …(苦笑)。好きな曲ランキングですよ!
心: あぁそうだった!ごめんごめん。続けてケロッピ!
花: 堂々の1位は「夕日みえるかい」。やっぱり想いを馳せちゃいますよね。ちょっと早めの帰宅途中に見える綺麗な夕日と遭遇できた日にゃ勝手に脳内で垂れ流しですよ。
心: 馳せるねぇ。
花: 他にもたくさんあるんでめっちゃ悩みましたが。ライブでこれが聴きたいランキングとかだとまた違うかも!色んな情景にマッチするのがSenkawosの凄いところです。クスッと笑えたり。ポロっと泣けたり。ちょーー難解。でかっこよかったり。
心: タワレコというか、CD屋さんって、手書きのポップがあるじゃない。あれは自分の担当するアーティストへの、いわばラブレターだよね。やっぱり気持ち入る?
花: 入りますよ〜〜!!邪魔されたく無いので超集中してやります。私の場合、夜中とかが捗るケースが多かったので気付いたらオッハーって時間でした(笑)。
心: あのポップで、おっ!買ってみようかなとか思うもんね。売り上げにも影響したりするのかな。
花: 売り上げに影響するように努力してました(笑)。あとはもう、ただただ伝われ〜〜って気持ちですかねぇ。
心: 「Seed」のリリースから三年経ったけど、この三年間は花田さん的にどうでした?タワレコを辞めてしまったので、今回の「Fork」はお店からというよりは、更に広い流通などを含めた売り場目線で、Senkawosへとても為になるアドバイスをして下さったようで。
花: いやいや、とんでもないです。やっと『Fork』来たか!って感じです。長かったよー。だからこそ待っていてくれた人たちやこれから知るたくさんの人たちに聴いてもらいたいです。本当にそれだけです。そのための努力は惜しまないですね。
心: 最近の音楽業界というか、CD売れない現状というか、どうなのかな。僕個人的には、よりLiveが重要になってきてるという流れを感じているね。生の面白さ。そういう意味ではライブバンドとしてSenkawosは強いんじゃないかな。
花: そうですね!Senkawosのライブは是非とも肌で体感してほしいです。エリヲちゃんの演奏スタイルとか初めての人は「なんだ?なんだ?」ってなりますしね(笑)。その為にはまず興味を持ってもらってライブへ来てもらう為にCDたくさん聴いてもらいたいですね!
心: 例えばYouTubeやSoundcloudなんかで大抵のモノは聴けたりしちゃうじゃない。最近はアナログレコードが復活して盛り上がってたり、カセットテープとかさ。世代によってもCDを買う人って今どこの層が多いんだろう?
花: うーーん。ジャンルによって違うので何とも(笑)。でもやっぱり音楽好きな人は年齢問わず買い続けますからね。私もCDは買い続けますよ。
Senkawos号に乗って旅に出かけた気分でしたね
心: 心強い!今回のニューアルバム「Fork」は花田さん的にはどうだった?
花: キタキタキタ!キマシタヨーー!!!!って感じで鳥肌たちましたね。まずジャケ写からして最高だし!これは一言では語りきれないものがありますが…Senkawos独特の個性が爆発している作品だと思います。誤魔化し不要で。ポップであったり難解であったり知れば知る程おいしくなるやつ。正解はないけど、だからこそ色んな人に知ってほしい…!!デスね。個人的に音楽オタクな方にズバコーンと刺さったら嬉しいです(笑)。
心: スルメ的なね。噛めば噛むほど味が出る。ジワジワと美味しさが出てくるんだよね。僕も20回くらいアルバムをリピートして聴いてるけど、毎回新しい発見があるよ。
花: 「Fork」を通して想った事は、Senkawos号に乗って旅に出かけた気分でしたね。色んな場所には、たくさんの事が待ち構えていると言うか。あてもなく動きまわって難しい問題にぶち当たる事もあるけど、そんなときに優しい風が吹く事もあるし物語にはいつだって続きがあるなぁ〜って思いました。『雪が降る街で』が最後なのも納得したというか。地面に咲く小さな花に気付けるような人に私はなっていきたいなと今作を聴いて思いました。Senkawosの描写の仕方がいつも大好きです!
心: うんうん。「雪が降る街で」はタイトルからして、ユニコーンの名曲のオマージュでもあるのかもね。ユニコーンにはみんな影響を受けてると思うよ。あとこれも花田さんに聞きたかったな、Senkawosの中で推しメンは?
花: 全員違う良さがあるので、全員だよ♡強いて言うならジェイドくん(エリヲの愛犬)かな。
心: クゥ〜(笑)。うまく逃げられた!じゃあ印象に残ってるライブは?
花: プラネタリウムでやったライブやフジロックですかねぇ。後はやっぱり1回目にやったタワレコ渋谷1Fラウンジインストアです。思い入れが強すぎて涙腺が緩みまくりましたね〜。
心: そうだよね。あの日がっつりと何かを成し遂げた感があったもんね。では最後に今後のSenkawosに期待することは?
花: 日々パワーアップしてメイクアップ!たくさんの人々の記憶の中へお邪魔できるように応援しています。物販もたくさん可愛いグッズがあるのでライブへ遊びに来たついででもいいからチェックしてみて欲しいですね♪
心: 今日は本当にありがとう!
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